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痛みに配慮した治療

痛みに配慮した治療

痛みに配慮した治療

治療中の痛みは患者さまにとってストレスです。いつ襲われるか分からない不安があると、身体が緊張して治療に集中できません。身体に力が入って固くなり、ちょっとした刺激でも強い痛みを感じてしまいます。

当院では、安心して治療を受けていただくために、痛みに配慮した治療に取り組んでいます。一般的な治療では麻酔注射で痛みやストレスを緩和し、インプラント手術のような大掛かりな治療では麻酔医による静脈鎮静法で痛みをコントロールいたします。

麻酔をかけて、治療中の痛みとストレスを緩和

痛みに配慮した治療

麻酔注射の苦痛は、大きく分けるとハリを刺す時の痛みと薬を注入する時の痛みと違和感です。表面麻酔や電動麻酔器の使用、ハリを打つ時の工夫など、麻酔時の痛みや不快感を緩和するストレスの少ない治療に取り組んでいます。

表面麻酔でハリを刺した時の痛みを軽減

表面麻酔は、麻酔前に使用する麻酔薬で、ハリを刺す時の痛みを緩和する効果があります。ハリを刺す粘膜に表面麻酔を直接塗りしばらく時間をおくと、歯ぐきが痺れてきます。しっかり効かせると感覚がなくなり、ハリを刺した時のチクッとした痛みが緩和されます。

電動麻酔器で注入時の違和感を軽減

注入時の痛みは、麻酔注射を打つ時の圧力と薬を入れる速度が関係しています。一定の圧力でゆっくりと注入することがポイントですが、手動の麻酔器ではコントロールが難しく、力加減にムラが生じてしまいます。電動麻酔器はコンピュータで制御する麻酔器です。これを使うことで、速度や圧力が一定に保たれて麻酔時の痛みが緩和されます。

ハリの打ち方の工夫で痛みを軽減

痛みの少ない麻酔注射で一番肝心なことは、ハリを打つ時の工夫です。お口の中には痛みを感じやすい痛点と、感じにくい部分とがあります。注射をする時は、痛点のある部分を避けて唇を引っ張りながらハリを打つと、どこに刺されたのか分からなくなり、痛みを感じなくなります。

静脈鎮静法でインプラントの不安を払拭

静脈鎮静法

インプラント手術の痛みや不安を緩和するために、静脈鎮静法を導入しています。鎮静法は効果のある薬を静脈内に点滴で注入する麻酔法です。点滴をすると、意識レベルが下がり、しだいに身体がリラックスしてきます。医師や看護師の呼びかけには反応しますが、回りの声や雑音などは認識できません。うつらうつらした状態になるので、術中の痛みや不安、恐怖心が感じられなくなります。健忘効果もあり、術中の記憶が残らないので、手術を楽に終えることができます。

麻酔医の全身管理で、術中の体調変化にも対応!

静脈法は、痛みのコントロールの他に、全身疾患を抱えている方などの術中の全身管理にも一役買っています。当院では、麻酔医が患者さまの血圧や心拍数を確認しながら麻酔液の量をコントロールします。万が一急変した場合でも、事前に確保しておいた静脈のルートに降圧剤を入れることができるので、冷静で迅速な対応が可能です。たとえ意識が低下していても、お口の中をいじることはそれだけで大きなストレスであり、術中はいつ何が起きるか予測がつきません。麻酔医による万全の麻酔体制を整えていますので、安心して治療を受けてください。

静脈鎮静法は、こんな患者さまに適しています

当院では、患者さまにご高齢の方や全身疾患などを抱えている方など、普通の麻酔では無理があると判断した場合には、静脈鎮静法をご提案します。次のような症状がある方は、インプラントをされる場合は、静脈鎮静法をご検討ください。